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金融業界上場159社平均年収ランキング~1位は野村證券年収1383万円、2位は東京海上年収1338万円

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転職サイト/就活サイトの中の人 (@tennakanohito)です。今回は金融業界の平均年収と年収ランキングをまとめました。

金融業界でも銀行・保険・証券と業態によって年収は違いますし、同じ業態でもメガバンク・地銀でもまた年収は大きく違います。今回はランキングと共にその傾向も簡単にまとめました。

データソースは上場している金融関連企業159社の有価証券報告書です(企業価値検索サービス Utlet(ユートレット)を使用)。有価証券報告書で公開されている各社の2019年度or2020年度の各社平均年収を基にしています。

 

 

金融業界の平均年収

まずは金融業界の全体平均です。下記のようになりました。

分類(東証の業種区分に準ずる)

平均年収

平均年齢

金融業界全体

731万円

43.5歳

銀行業のみ

691万円

41.2歳

証券業のみ

749万円

42.9歳

保険業のみ

829万円

40.3歳

その他金融業のみ

753万円

40.7歳

(参考)上場企業3,774社全体

614万円

40.8歳

 

【コメント】

  • 金融業界全体では731万円と、上場企業全体の平均と比較してもやや高めでした。
  • 特に高いのは保険業で平均年収は829万円でした。銀行業は保険業・証券業と比較すると平均では少し低めのようです

 

金融業界の年収ランキング上位10社

続けて、年収ランキングTOP10です。

 

順位

社名

業種

平均年収

1

野村ホールディングス

証券業

1383万円

2

東京海上ホールディングス

保険業

1338万円

3

三井住友トラスト・ホールディングス

銀行業

1302万円

4

マーキュリアインベストメント

証券業

1167万円

5

ジャフコ

証券業

1160万円

6

三井住友フィナンシャルグループ

銀行業

1155万円

7

SOMPOホールディングス

保険業

1151万円

8

第四北越フィナンシャルグループ(※)

銀行業

1108万円

9

三十三フィナンシャルグループ(※)

銀行業

1098万円

10

コンコルディア・フィナンシャルグループ(※)

銀行業

1080万円

 

【コメント】 

  • トップ10は全て平均年収1,000万円を超えました。
  • トップ3は、証券系の野村證券、損害保険系の東京海上、信託銀行系の三井住友トラストでした。
  • 4位のマーキュリア、5位のジャフコは東証の区分では証券業とされていますが、厳密には投資系です。
  • メガバンクのトップは三井住友フィナンシャルグループで6位でした。なお、メガバンクでトップ10にランクインしているのは三井住友だけでした。
  • 厳密には、8位~10位の地方銀行はHDでのランクインであるため、実態の年収ではトップ10にランクインしないでしょう。
  • 上記を踏まえると、こちらのランキングでも金融業界の中で銀行より保険・証券の年収の方が高いという傾向になりました。

 

金融業界の年収ランキング11位~30位

続けて、年収ランキング11位~30位です。

 

順位

社名

業種

平均年収

11

めぶきフィナンシャルグループ

銀行業

1071万円

12

三菱UFJフィナンシャル・グループ

銀行業

1067万円

13

大和証券グループ本社

証券業

1056万円

14

じもとホールディングス

銀行業

1053万円

15

MS&ADインシュアランスグループホールディングス

保険業

1052万円

16

岡三証券グループ

証券業

1049万円

17

T&Dホールディングス

保険業

1038万円

18

九州フィナンシャルグループ

銀行業

1028万円

19

日本取引所グループ

その他金融業

1023万円

20

東京きらぼしフィナンシャルグループ

銀行業

1018万円

21

日本アジア投資

証券業

990万円

22

西日本フィナンシャルホールディングス

銀行業

959万円

23

ジャパンインベストメントアドバイザー

証券業

958万円

24

第一生命ホールディングス

保険業

950万円

25

アニコム ホールディングス

保険業

942万円

26

日本証券金融

その他金融業

935万円

27

Oakキャピタル

証券業

915万円

28

ほくほくフィナンシャルグループ

銀行業

914万円

29

あかつき本社

証券業

911万円

30

みずほフィナンシャルグループ

銀行業

910万円

 

【コメント】

  • トップ30は全て平均年収900万円以上でした。トップ30の企業に入社すれば年収1,000万円に届く可能性が高いでしょう(但し、地方銀行はHD単体のデータであるため除きます)
  • メガバンクは続けて三菱UFJが12位で1067万円、みずほが30位で910万円にランクインしていました。メガバンク全体では大体平均年収1,000万円となります。年収の高さが伺えます。

 

金融業界の年収ランキング31位~159位 

31位以下の結果はこのようになりました

順位

社名

業種

平均年収

31

トレイダーズホールディングス

証券業

901万円

32

りそなホールディングス

銀行業

891万円

33

池田泉州ホールディングス

銀行業

890万円

34

極東証券

証券業

889万円

35

ソニーフィナンシャルホールディングス

保険業

885万円

36

オリックス

その他金融業

880万円

37

松井証券

証券業

876万円

38

芙蓉総合リース

その他金融業

867万円

39

トモニホールディングス

銀行業

846万円

40

FPG

証券業

846万円

41

東京センチュリー

その他金融業

835万円

42

フィンテック グローバル

その他金融業

833万円

43

ヒロセ通商

証券業

826万円

44

SBIインシュアランスグループ

保険業

826万円

45

関西みらいフィナンシャルグループ

銀行業

819万円

46

SBIホールディングス

証券業

811万円

47

マネックスグループ

証券業

808万円

48

あおぞら銀行

銀行業

802万円

49

ふくおかフィナンシャルグループ

銀行業

800万円

50

三菱UFJリース

その他金融業

786万円

51

NECキャピタルソリューション

その他金融業

780万円

52

日立キャピタル

その他金融業

779万円

53

GMOフィナンシャルホールディングス

証券業

774万円

54

光世証券

証券業

773万円

55

新生銀行

銀行業

767万円

56

いちよし証券

証券業

758万円

57

みずほリース

その他金融業

750万円

58

静岡銀行

銀行業

746万円

59

プレミアグループ

その他金融業

746万円

60

アストマックス

証券業

733万円

61

スルガ銀行

銀行業

729万円

62

千葉銀行

銀行業

729万円

63

インヴァスト証券

証券業

723万円

64

群馬銀行

銀行業

708万円

65

マネーパートナーズグループ

証券業

700万円

66

全国保証

その他金融業

700万円

67

Jトラスト

その他金融業

698万円

68

七十七銀行

銀行業

696万円

69

阿波銀行

銀行業

694万円

70

今村証券

証券業

692万円

71

水戸証券

証券業

692万円

72

百五銀行

銀行業

684万円

73

澤田ホールディングス

証券業

684万円

74

山口フィナンシャルグループ

銀行業

679万円

75

リコーリース

その他金融業

679万円

76

セブン銀行

銀行業

678万円

77

東海東京フィナンシャル・ホールディングス

証券業

676万円

78

アサックス

その他金融業

676万円

79

八十二銀行

銀行業

671万円

80

伊予銀行

銀行業

669万円

81

ゆうちょ銀行

銀行業

669万円

82

滋賀銀行

銀行業

667万円

83

藍澤證券

証券業

667万円

84

ライフネット生命保険

保険業

666万円

85

丸三証券

証券業

662万円

86

東洋証券

証券業

661万円

87

広島銀行

銀行業

657万円

88

京都銀行

銀行業

657万円

89

だいこう証券ビジネス

証券業

657万円

90

十六銀行

銀行業

655万円

91

北洋銀行

銀行業

655万円

92

岩手銀行

銀行業

654万円

93

山陰合同銀行

銀行業

650万円

94

フィデアホールディングス

銀行業

650万円

95

中国銀行

銀行業

646万円

96

北國銀行

銀行業

645万円

97

イオンフィナンシャルサービス

その他金融業

642万円

98

フューチャーベンチャーキャピタル

証券業

638万円

99

山形銀行

銀行業

636万円

100

山梨中央銀行

銀行業

634万円

101

秋田銀行

銀行業

630万円

102

京葉銀行

銀行業

629万円

103

日本モーゲージサービス

その他金融業

629万円

104

九州リースサービス

その他金融業

629万円

105

名古屋銀行

銀行業

628万円

106

南都銀行

銀行業

628万円

107

清水銀行

銀行業

620万円

108

百十四銀行

銀行業

620万円

109

青森銀行

銀行業

617万円

110

東邦銀行

銀行業

617万円

111

四国銀行

銀行業

617万円

112

武蔵野銀行

銀行業

616万円

113

小林洋行

証券業

615万円

114

大垣共立銀行

銀行業

612万円

115

愛知銀行

銀行業

612万円

116

丸八証券

証券業

611万円

117

アドバンスクリエイト

保険業

607万円

118

ジャックス

その他金融業

605万円

119

大分銀行

銀行業

601万円

120

アコム

その他金融業

601万円

121

宮崎銀行

銀行業

600万円

122

愛媛銀行

銀行業

599万円

123

千葉興業銀行

銀行業

598万円

124

豊商事

証券業

591万円

125

栃木銀行

銀行業

587万円

126

中京銀行

銀行業

586万円

127

福岡中央銀行

銀行業

586万円

128

フジトミ

証券業

583万円

129

南日本銀行

銀行業

579万円

130

琉球銀行

銀行業

576万円

131

みちのく銀行

銀行業

576万円

132

長野銀行

銀行業

571万円

133

筑波銀行

銀行業

570万円

134

大光銀行

銀行業

565万円

135

東和銀行

銀行業

551万円

136

福井銀行

銀行業

550万円

137

沖縄銀行

銀行業

549万円

138

岡藤ホールディングス

証券業

549万円

139

紀陽銀行

銀行業

548万円

140

佐賀銀行

銀行業

545万円

141

筑邦銀行

銀行業

529万円

142

スパークス・グループ

証券業

529万円

143

富山銀行

銀行業

528万円

144

高知銀行

銀行業

526万円

145

トマト銀行

銀行業

524万円

146

岩井コスモホールディングス

証券業

520万円

147

東北銀行

銀行業

505万円

148

北日本銀行

銀行業

505万円

149

宮崎太陽銀行

銀行業

495万円

150

アジア開発キャピタル

証券業

492万円

151

鳥取銀行

銀行業

486万円

152

アイリックコーポレーション

保険業

486万円

153

福島銀行

銀行業

469万円

154

第一商品

証券業

469万円

155

大東銀行

銀行業

462万円

156

豊和銀行

銀行業

458万円

157

島根銀行

銀行業

448万円

158

NFCホールディングス

保険業

441万円

159

アイペット損害保険

保険業

400万円

 

【コメント】

  • 同じ上場企業でも年収400万円~900万円と大きな開きが出ました。
  • 地方銀行が多くランクインしていました。地方銀行の平均年収は400万円台~600万円台の企業も多いようです。
  • 同じ保険業でも「ライフネット生命」「アイペット損害保険」などの新興企業は年収400万円~600万円と、そこまで高くありませんでした。保険業は大手と新興企業では年収の開きがあるようです。

 

金融業界で年収1,000万円以上を狙うには

こちらの結果を見ると、金融業界はメガバンク・大手証券・大手保険会社・大手投資会社などにいけば年収1,000万円に届く可能性がとても高いと言えるでしょう。一方で、地方銀行は400万円台~600万円台の企業も多く、年収1,000万円は難しいことが分かります。同じ金融業界でも年収1,000万円に到達するにはどこの企業に行くかが全てと言えます。

中の人は25歳年収300万円から4回の転職を重ねた結果、30代半ばで年収1,300万円を得ることができました。その成功体験を基に語ると、平均年収を上げるポイントは3つあります。

  1. 「平均年収が高い業界・会社」を選ぶこと
  2. 「自分が評価されやすい状況にある会社」を選ぶこと
  3. 年収によって自分に合う転職サービスは違うので、年収が上がる度に付き合う転職サービスを変えること

 

現在の年収

使うべき転職サービス

年収300万以下 

〇:リクナビNEXT dodaのような「通常の転職サイト」を使うべき。

年収300~600万

〇:リクルートエージェント JACリクルートメントマイナビエージェントのような「総合型転職エージェント」を使うべき。

×:リクナビNEXTのような「通常の転職サイト」は段々合わなくなる。

年収600~800万        

〇:エージェントはコンサルならコンコードアクシスコンサルティング、金融ならコトラのような「業界特化型転職エージェント」を利用すべき。

〇:この時期からビズリーチLinkedInリクルートダイレクトスカウトLiigaのような「ハイクラス転職サイト」も併用すべき。

×:リクルートエージェントのような「総合型転職エージェント」はもう卒業。

年収800~1,000万以上

〇:同じく「業界特化型転職エージェント」と「ハイクラス転職サイト」を併用すべきだが、年収600~800万の時以上に、ビズリーチLinkedInリクルートダイレクトスカウトLiigaのような「ハイクラス転職サイト」をより積極的に利用すべき。

 

こちらの記事で、私が25歳年収300万円から30代半ばで年収1,300万円を得た経験談を解説していますので、宜しければ御覧ください。

www.jobdirect.jp

 

他にも、「年収1,000万円/2,000万円狙える会社の条件」「業界毎の年収の違い」、「業界別年収ランキング」について、過去に下記の記事で分析・考察しました。興味がある方は是非こちらもお読みください。

 

<年収1,000万円/年収2,000万円を狙える会社の条件について>

www.jobdirect.jp

 

<業界別年収ランキング>

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