転職サイト/転職エージェントの「中の人」のここだけの話 |年収1,000万円を狙えるおすすめ企業図鑑

某転職サイトと転職エージェントの「中の人」です。日本の転職と就活の裏側や年収事情を「忖度なく」ストレートに語ることで、「このサイトだけ見ていれば、誰もが挑戦的なキャリアを描ける」ことを目指しています。

Q.『最終面接』で見られるのはどこ? A.社長なら志向・行動特性。応募職種の責任者ならスキル・志向半々。

※この記事はPRを含みます※

このブログの人気記事

f:id:dannu:20170320120635j:plain

転職サイトの中の人 (@tennakanohito)です。企業の採用に携わっていると最終面接の傾向が大体見えてきます。今回はその傾向を共有します。

今回は転職の時の最終面接を主にイメージして書いています。ですが、新卒の最終面接もほぼ同じです。

 

  

 

最終面接は意思確認だけ?

条件面談ではない限り、最終面接は選考です。気をつけましょう。

 

最終面接は何を見られる?

出てくる人によって、主に見るポイント(というより見れるポイント)が変わると思います。

  • 社長なのか(またはその職種の専門性がない経営陣)
  • 応募職種の責任者なのか(例:エンジニアの募集ならCTO)

の2択によって大きく分かれるな、と思ってます。

 

社長は何を見る?

ずばり、

志向や行動特性が会社の風土や人物像と一致するかどうか

が多いと思います。

 

前提として、通常社長にはその応募職種についての専門性はありません。

つまり、社長ではスキルチェックは不可能なケースが多いということです。

おそらく最終面接に社長が出てくる会社では、その前にスキルチェックのために、その応募職種の責任者と会っているはずです。(例:エンジニアならCTO、営業なら営業責任者)

 

じゃあスキルチェックではOKなのに、なぜ社長が面接するかというと、

  • その方がマインド面でその会社と相乗効果が働くか
  • むしろマイナスにならないか

などを見ていることが多いです。

 

志向性や行動特性の重要性については、スポーツ組織や部活で考えると分かりやすいです。

  • 例えば礼儀が大切な組織なのに、礼儀を全然わきまわない人。
  • 例えば全国優勝を目指している組織なのに、腰掛けの気持ちで入っちゃった人。

こういう人はたとえスキル面ではOKでその場の戦力になったとしても、組織の士気や意識統一、また今後ののびしろを考えるとマイナスの影響を及ぼす可能性が高くなります。

 

特に社長さんの場合、長期視点や全社視点に立ち、ここを重視する方が多いですね。

ですので、『俺がウチに合わないと思ったから不合格』、のような理不尽な理由(※)での落選ケースが出ることもあります(苦笑)

何故落ちたのか分からない・・・と思うこともあるかもしれませんが、志向の不一致が入社前に分ってよかったのだと思い直しましょう。

 

※ちなみにこういう理由で落ちた時は、人事や現場も理不尽と思っていることが多いです(笑)社長さんって別次元の生き物なのかもしれませんね・・・

 

応募職種の責任者の方は何を見る?

スキルと志向の両方を半々に、だと思います。

社長さんよりは、確実にスキルの重視度が高い(志向性の重視度は低い)と思いますね。

 

通常は最終面接に臨む前に、応募職種の現場メンバー・リーダークラスと既に面接していると思います。そこで現場で一緒に働いたらどんな感じかという『現場目線でのスキルチェック』は済んでいると思います。

 

ですので最終面接では、スキルに関しては上司目線・熟練メンバー目線でその方のスキルを見極める形ですね。

 

また志向性や行動特性も、経営メンバーに近しい一人なので彼も重視してきます。

ですが、社長ほどこだわりは強くはないかなと思います。

それほど社長は志向や行動特性を重視する人種、ということですね・・・。

 

ですので、応募職種の責任者が最終面接だったら、スキルのアピールをキチンとしつつ、志向性・行動特性については極端に下手なことを言わなければ、通る可能性が高いかなと思います。