転職サイトの中の人のここだけの話

就活サイト転職サイトの中の人のここだけの話

某新卒就活サイトと転職サイトの中の人です。就職市場・転職市場の裏側の仕組みを紹介し、本質的に有効な就活戦略・キャリア戦略を伝えます。

【保存版】業界別の初任給/30歳/40歳時点年収比較。年収1000万円/年収2000万円狙える企業の共通点

このブログの人気記事

f:id:dannu:20180623195443p:plain

結論からいうと、どの企業に入社するかにより、年収はmin:300万円~max:数億円まで変わります

今日は「年収が高い企業の条件」について詳しく解説したいと思います。

下記は、日本の代表企業の年収を、各社公表の初任給に加え、キャリコネVorkersに投稿された従業員の年収口コミデータ、国税庁平成28年民間給与実態統計調査」を参考に作成した比較表です。

 

主要企業の年収比較表

  22歳 25歳 30歳 35歳 40歳
外資投資銀行 800万円~ 1400万円~ 3000万円~ 5000万~数億円 5000万~数億円
外資系戦略コンサル 800万円 1200万円 1800万円 3000万円 5000万円
アクセンチュア・BIG4 525万円 750万円 1200万円 1600万円 2000万円
五大総合商社(※) 450万円 700万円 1100万円 1500万円 1900万円
電通博報堂(※) 500万円 700万円 1000万円 1350万円 1600万円
メガバンク(※) 380万円 550万円 900万円 1350万円 1500万円
日立製作所(大手事業会社の例)(※) 400万円 550万円 750万円 900万円 1050万円
楽天(メガベンチャーの例) 400万円 550万円 750万円 900万円 1200万円
じげん(ミドルベンチャーの例) 350万円 400万円 500万円 600万円 750万円
全国平均 258万円 330万円 390万円 420万円 450万円

 ※の企業は長い間勤めれば、別途住宅補助・退職金により5000~1億円のアドオン収入あり

 

30歳時点までの比較

f:id:dannu:20180623185624p:plain

 

40歳時点までの比較

f:id:dannu:20180623185633p:plain

f:id:dannu:20180623185544p:plain

 

このチャートから主に分かることは下記の5つです

  1. 外資投資銀行・戦略コンサルの年収は規格外
  2. 総合商社・総合コンサルに居続ければ年収2000万に到達可能
  3. 初任給だけで会社を選ぶとひどい目にあう。ミドルベンチャーは初任給以降の年収上昇カーブは相対的に低め
  4. 退職金や住宅補助などの福利厚生(総額5000万円~1億円)を踏まえると、実質収入はベンチャーより大手事業会社の方が明らかに高い
  5. とはいえ、全国平均と比べればどの企業も明らかに高い

但し、投資銀行・戦略コンサルは激務とUp or Outのリスクを伴いつつの年収です。もしQOLを求めるならば、総合商社、総合コンサル、メガバンクあたりに就職するのが無難でしょう。

 

さて、上記のような激しい年収格差はなぜ生まれるのか?

その理由を今日はお伝えしたいと思います。

 

 

年収が決まるメカニズム

そもそも年収はどのように決まるかというと、「価格戦略」と同じく「その会社自身の利益構造」「ターゲット人材の年収相場」によって主に決まります。

説明する上での前提知識として、「商品価格決定のメカニズム(プライシング・メカニズム)」について解説したいと思います。

価格というのは、常に下記の3つのパワーバランスによって決まります。

 

1)自社コストベース

  • この商品一つにかかっているコストを踏まえると、利益を出すには最低いくらの価格が必要か
  • またいくらまで儲けたいか

 (例:これは作る際に1個400円かかった。20%の利益が欲しいから500円で売ろう)

2)競合相場ベース

  • 競合がいくらの価格で通常販売しているか

 (例:競合が500円で売っているならウチも利益度外視で500円)

3)顧客価値ベース

  • 顧客はいくらまでならその製品に出してよいと感じているか

 (例:顧客はこの商品には最大でも500円しか払う気がない。だから、あまり利益でないけど500円で売ろう)

 

以上のプライシング・メカニズムを「年収」にあてはめるとこういうことになります。

 

1)自社コストベース

  • 自社の事業の利益構造、従業員1人あたりに最低いくらまで年収が出せるか
  • また自社はいくらの利益を確保したいか

 (例:ウチの従業員売上高は1億円で、人件費以外で20%の利益率を確保できる。ならばその半分の、年収1000万円だそう) 

2)競合相場ベース

  • 競合会社が通常いくらの年収を設定しているのか

 (例:競合はこの人材に対して普通年収1000万円を出すから、ウチも年収1000万円)

3)顧客価値ベース

  • 顧客がもし自社に入社するなら年収いくらが必要と感じているのか

 (例:この人材は年収1000万円じゃないと入社しないと言っている。どうしても欲しいから年収1000万円だそう)

 

年収を上げる上では、上記の中でも特に1)と2)が重要です。すなわち、

  • 年収を多く従業員に還元できる企業(=従業員1人あたり利益が高く、かつ、給与を従業員に多く還元する気がある企業)でないと、年収は高くできない
  • 競合の年収が高くないと、年収は高くならない。なぜなら、高くする理由がない

ということです。

飲食業・小売業の販売員の年収が高くない理由は、事業構造として薄利な上、競合の年収も高くないからです。

 

年収だけなら金融系に行くのがベスト

アンテロープ・キャリアコンサルティング こちらの調査結果によると、年収2000万以上のビジネスパーソンの78.8%が金融系でした。

理由は二つで、

  1. ビジネスとしての取扱金額が大きい
  2. 商品は情報と人”と呼ばれるぐらい、人件費以外で必要な費用が少ない

以上のことから従業員一人あたりに還元できる利益額が高くなる事業構造だからです。

 

生涯年収を踏まえた就職先の判断基準

ただし、年収の高さを保つには、あくまでその業界とその仕事が存続し続けていることが必須条件になります。つまり、廃れる業界・仕事にいた際は年収をいずれキープできないということです。

よって、引退まで長期的に高い年収を確保するには、以下の選択基準を基に就職先を定めることを中の人としてはオススメします。

  1. 初任給ではなく「実質生涯収入」が高い会社・業界・職種に就く
  2. 「転職市場価値が高い」会社・業界・職種に就く
  3. 自分の能力なら評価されやすいor昇進しやすい会社に入社する

特に1.と2.の両方を兼ねる会社に行く事が大事だと思います。

 

生涯年収を踏まえ、中の人が薦める就職先

以上を踏まえると、中の人がオススメする企業は下記の通りです。

下記の企業は転職市場価値・業界の外部環境・年収のいずれかにリスクが少しあるため、そのリスクを勘案した上で入社するとよいでしょう。

逆に言うと、ミドルベンチャーやスタートアップは裁量の大きさや仕事内容は魅力的ですが、生涯年収リスクはかなり高まります。それを踏まえた上で意思決定が不可欠です。特に学生の方ほど「初任給の高さ」を重視する方がいるのですが、長い職業人生を踏まえると、ハイリスクな意思決定です。

 

年収1000万円・2000万円を目指せる企業を知るには

キャリコネVorkers転職会議などの従業員の口コミサービスに登録すれば、各社の年収水準がすぐに分かることができます。もしこれらのサービスを利用したことがない方は一度覗いてみるとよいでしょう。年収への見方が大きく変わると思います。

特に、キャリコネVorkersが最も年収情報が充実していると思います。私も今回の記事は自分が知っている情報に加え、この2つのサイトを参考にまとめました。

 

年収1000万円・年収2000万円を転職で実現するには

志望企業はコンサル・金融・商社などの人気業界・人気企業にならざるをえないため、イクラス専用の転職サイトイクラスに強い転職エージェント・ヘッドハンティング会社を利用することが、どうしても必須になってきます。

なぜなら、本サイトではこちらの記事などで何度も解説してますが、人気企業はスペックが合わない人の応募が殺到するため、リクナビNEXTマイナビ転職のような普通の転職サイトを使わないからです。ハイクラス専用の転職サイト・転職エージェント・ヘッドハンティング会社しか使いません。

中の人としては、転職活動をする際は下記の転職サービスを比較的オススメします

 

●ハイクラス専用の転職サイト

  1. ビズリーチ
  2. CAREER CARVER

●年収1000万以上のハイクラス向け転職エージェント・ヘッドハンティング会社

  1. クライス&カンパニー
  2. リクルート・エグゼクティブエージェント
  3. アンテロープ・キャリアコンサルティング

特にビズリーチが、比較的オススメでしょう。僕も過去2回の転職はビズリーチ経由でした。今は現状に不満はないですが、 ビズリーチだけとりあえず登録しています。 

また、自分の適性/志向確認のため、プロのキャリアカウンセリングを一度受けたいという方はクライス&カンパニーが個人的にはオススメです。転職エージェントでは珍しいといっていいほどキャリアカウンセリングのレベルが高いです。中の人も過去に一度相談したところ、「なぜXXに転職したいんですか?」「それはなぜですか?」と自分の志向性について徹底的に深堀されとてもタメになりました。

 

とはいえ、外資コンサルティング業界は特別な対策が必要です。だから、コンコードエグゼクティブグループmovinを相談することを激しく、推奨します。なぜなら、筆記試験・ケース面接の難しさから、普通に受けた場合の戦略ファームや総合ファームの採用率は1%程度だからです。そのためこの2社は、応募前に2~3か月位かけて事前対策を一緒にしてくれます。外資系コンサルを目指すなら、上記の会社に必ず相談すべきです。

 

【学生向け】年収1000万円・2000万円を目指すには

過去の記事でも解説していますが、遅くとも大学2年3月1日から就活早期層向けのサービスを活用して、就活を開始することが非常に有効です。

トップ企業内定者がオススメしていた就活サービスについては下記に詳しくまとめましたので、是非ご一読ください。

dannu.hatenablog.com

dannu.hatenablog.com

script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.7.1/jquery.min.js">