転職サイトの中の人のここだけの話

転職サイトと就職サイトの『中の人』のここだけの話

就職サイトと転職サイトの『中の人』である筆者が、就職・転職市場の『裏側の仕組み』を紹介しつつ発信することで、本当に有効な就職やキャリア形成の実現を支援していきます。

【完全解説】コンサルタントとはどんな仕事内容なのか?

 

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今回はコンサルタントの仕事について正しく理解してほしいと思い、こちらの記事シリーズを書いていきます。

ちなみに筆者の私のプロフィールですが、過去にBCG出身者が設立した戦略系コンサルティングファームのマネージャーを務めていたことがあるコンサルタント経験者』です。ですので、コンサルタントについて一定程度信頼の持てる情報を提供できると思います。 

 

 

コンサルタント自身が商品(=業務委託契約or顧問契約)でないなら、それはコンサルタントではない

そもそも「コンサルタント」と呼ばれるには以下の2条件を満たす必要があります。 

  1. 業務委託契約又は顧問契約である。すなわちコンサルティングサービスという商品を対価に料金をいただいている。
  2. 高い知識や企画スキルなど高度な専門性を提供している。単純業務や汎用性の高い業務の提供ではない(→これでは単なる派遣やアウトソースと変わらない)

就職サイトや転職サイトでよく見かける『コンサルティング営業』という求人は、上記2条件のうちの②しか満たしてないので、コンサルティングではないということになります。

なぜかというと、コンサルティング営業の場合、コンサルティング業務は『無償提供』であり、それ自体ではお金をいただいていないからです。

それにもかかわらずコンサルティング営業が『コンサルティング』だと自称するのは、専門的な知識や企画スキルを営業業務の過程で提供しているという主張から『コンサルティング営業』と自らを呼称しているというわけです。

(もっとも、コンサルティング営業といってもそのレベルは天と地ほどあります。それについては次の記事で解説します。)

 

マッキンゼーアクセンチュア船井総研・Speee・・・様々な「コンサルタント」の共通点と違い

さて、コンサルタントの仕事も分野によって非常に様々あるので、ここから分解して説明していきます。

コンサルタントの種類やその共通点・違いの代表例をまとめると下記のように整理できます。

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 現実には、ここに挙げている以上に様々な分野の『コンサルタント』が世の中にはいます。ここに挙げている種類はほんの一部です。

どのコンサルタントも専門分野は違えど、『高度な専門性を提供することを対価に料金(フィー)を得ている』ということは変わりません。表を見るとそのことがよく分かると思います。

 

一方で専門分野ごとに、料金や顧客規模、顧客の折衝相手などに大きく違いがあることが分かると思います。

特に料金。マッキンゼーの料金は時給に直すと時給4万円~ととんでもない額になっています(ちなみにトップコンサルタントになると、時給10万円~です)

 

ここからは、コンサルタントの仕事についての理解を深めるために、上記に挙げた

・戦略コンサルタントマッキンゼー

・ITコンサルタントアクセンチュア/IT分野)

・中小企業向け経営コンサルタント船井総研

SEOコンサルタント(Speee)

の違いを例に話していきたいと思います。

 

戦略コンサルタントが人気なのは、様々な意味で『トップクラス』だから

最もコンサルタントの中で花形と言われている『戦略コンサルタント』です。

世間一般のコンサルタントのイメージも、この戦略コンサルタントのイメージが強いのではないでしょうか?

 

なぜ戦略コンサルタントの仕事が花形かと言うと、仕事内容の難易度も、企画性の高さも、就職難易度も、報酬も、あらゆる点で最高レベルだから、ですね。 

まずテーマは、企業の「全社戦略」や「営業戦略」「業務戦略」などを立案することがテーマですし、顧客は日本を代表する●OYOTAや●ニーみたいな大企業だけです。そして、仕事の中で折衝する顧客の職位はその経営陣や部課長がメインです。

その上で戦略策定にあたり知識を切り売りするのではなく、お客様毎に完全オーダーメイドで企画・分析をしていきます。この業務難易度は最高クラスといっていいでしょう。

その代わりそのような高難易度の仕事をこなせるだけあって、その人材の希少性は高く、報酬もトップクラスというわけです。だからこそ、この仕事は楽しいしやりがいを感じる人も多いわけですね。

そのような理由から、採用倍率も日本最高峰の狭き門ですし、そのような厳しい選考を潜り抜けてこの仕事についた方はみんなに尊敬されます。みんなに激しくチヤホヤされるため、自身の承認欲求を相当に満たすことができるでしょう。

だから戦略コンサルティングコンサルタントの仕事の中でも最も人気があります。

けれども他の分野のコンサルタントも、その分野において専門的に高い知識がないと商売として成立しません。そのためどの分野も上下はなく全て素晴らしい仕事です。

 

ITコンサルタントとは、ITを軸に経営課題を解決するコンサルタント

 ITコンサルタントと戦略コンサルタントの違いは、このキャリアインキュベーションの記事をまず見ていただくのが一番わかりやすいと思います。

戦略ファームへ転職した先輩が「ITコンサルとは頭の使い方が全く違う」と言います | ハイクラス・エグゼクティブ人材専門の転職・求人情報ならキャリアインキュベーション

ITコンサルと戦略コンサルでは 頭の使い方が全く違うというのですが.

簡単に説明すると、戦略コンサルタントとITコンサルタントだと、取り組む戦略のレイヤー(階層)が違うというイメージで捉えると良いと思います

 

両方に共通することは、『経営課題を解決するために動くコンサルタント』だということです。

しかしITコンサルタントの場合だと、経営課題を解決する際に『ITを活用する』という条件が必ず含まれています。

一方で、戦略コンサルタントの場合だと、戦略においてITを活用することもありますが、前提として、経営課題を解決するときにIT活用は必須ではありません。

また、IT コンサルタントの場合だと、経営者から依頼があった時点で、ITを使って営業収益がどのくらい上がりそうかある程度の根拠も押さえており、ITを活用した経営改革をすることが決定しています。その上でコンサルタントに発注されるようなことが殆どです。

そのため、IT を使うことは決まっているので、その上で決まった方向性を具体的にどのような企画にし、そして実現していくかが主な仕事内容になってきます

 

という説明をすると、単なるシステム屋に見えますが、この場合でもコンサルタントとして企画・分析の結果、本質を突いた企画にしていかないとプロジェクトは成功しないので、企画要素やコンサルティング要素は多分にある仕事なのです。

例えば以下のようなイメージです。 

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

最初はある事業の営業プロセスにおいて、『営業マンの営業をなくし、全てITで自動化してほしい』という案件で経営者に依頼されていた。

実行前にコンサルタントが企画・分析していくと次のようなことが分かった

  • 一部の顧客はどう考えても営業マンが全て営業活動する方が費用対効果がよいことが判明した
  • 営業プロセスの中でも、自動化して費用対効果が大きいプロセスは、初回の問い合わせ対応と、受注後の納品フローの2つであることがわかった。この業務から自動化に着手すると、全プロセスの自動化をする場合はリリースに1年半かかるところが4か月で完了することが判明した

そのため、上記の分析結果を盛り込んだ結果、当初1年半後の効果を見込んでいたプロジェクトが、4か月という短期間で特定顧客を除き一部の営業業務を自動化した結果、4か月後に顧客の売上は1.2倍に上昇した。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 

といったイメージです(実際にはもっと複雑ですが)。

このようにしてITコンサルタントは経営課題を経営者と共に考え、解決していくのです。 

一方で戦略コンサルタントは、ITを使うことを前提とせずに、「そもそも売上をあげるにはどうするのがベストか?」という問いから始まり、「ITのこのような活用がベストか?他に優先すべきこともあるのでは?」検討していくのが戦略コンサルタントです。

 

だからITを軸に経営戦略を考えたいか、ITに限らず広範に経営戦略に携わりたいか(といっても、経営戦略も様々な分野がありますが)、で考えていくとどちらの仕事がよいのか、はたまたどちらの仕事も自分にあってそうなのか、分かると思います。

 

中小企業向けに経営コンサルティングするなら、マッキンゼーよりも船井総研の方が有能

中小企業向けの経営コンサルティングも戦略コンサルティングも、企業の「経営・戦略」を扱うという点では同じです。

しかし中小企業向けの経営コンサルティングは、大企業とは違う専門性が必要になります。

というのも中小企業の場合、保有する経営資源もブランドも人材レベルも大企業とは違いがありすぎるので、トップ企業が使えるような戦略が使えないことが多いのです。

また売上規模も大きくないので、現場課題の解決=経営課題の解決に直結するケースが多くあります。

 

そのため、戦略はいわゆる『ランチェスター戦略』といったような、弱者が勝つために特化した戦略。ゲリラ戦略やニッチ顧客をターゲットにした戦略っていうのがベースになってきます。

そして、戦略の提言だけでは成果はでず、現場実行=戦闘、も一緒に提供しないと成果が出ないケースが多くあります。現場実行=戦闘、とはスーパーであればPOPの位置はどこがベストで、お客様への声掛けやトークが何がベストか、などを考案し実際にやってみせて定着させる、というイメージです。

 

このような『専門性』が求められてるため、マッキンゼーの戦略コンサルタントでは中小企業のコンサルタントで効果を出すのは難しい、という場面が結構出てくるわけですね

だから中小企業向け経営コンサルタントは、中小企業向けの経営コンサルティングではマッキンゼーよりも高い専門性を持ってるのです。

SEOコンサルタントの仕事も、マッキンゼーの社員ではまずできない

最後にSEO コンサルタントの事例もそうです。

正直言ってマッキンゼーの戦略コンサルタントSEO についての知識は0の方が殆どだと思います。ですので、(そんな場面はないと思いますが)SEOコンサルティングマッキンゼーが頼まれたとしても、その提供価値は限りなく少ないと思います

 

SEOというのは主にgoogleなどの検索からの自社サイトへの流入た問い合わせを増やし、結果自社の制約や売上を向上させるマーケティング手法の中の一つです。

具体的には、

  • 狙った検索キーワードにおける検索順位を上昇させたり
  • 多くの検索キーワードで自社のサイトがヒットするようにし、ちりも積もれば山となるという形で検索流入数を増やしたり

といった戦略を設計し実行していくことになります。

この戦略はSEOについて精通していないとまず実行することができません。そこでSEOに詳しいコンサルティング会社に対し、SEO の助言や業務委託をしていただく代わりに料金をお支払いする、というコンサルティングビジネスが成立するわけです。

特にSEO 戦略の知識というのは、特に進歩が早い領域ですし、知識も専門的なものがかなり膨大にある分野です。だからおそらく、マッキンゼーの社員ではSEO戦略はできないという所以です。

 

ちなみに、なぜ「戦略コンサルタントやIT領域の経営コンサルタントの方が価値が高い」というイメージが世の中にあるかというと、あくまで SEO は”マーケティング戦略の一つ”であって、別にもしSEOがうまくいかなかったとしたら、別のマーケティング戦略でうまくいけばいいよね、という話がいつでもあり得るからだと思います。

と言っても、「この事業は必ずSEOで勝たないと絶対に成功しないようなビジネスモデルである」というビジネスもweb関連事業では数多くあります。そういう事業においては戦略コンサルタントよりもSEOコンサルタントの方が圧倒的に価値があると言えるでしょう。

いずれにせよ SEO コンサルタントは、仮にマッキンゼーの社員でもできない卓越した専門性を持つ、素晴らしいコンサルタントです

 

コンサルタントの仕事に就く前に、どの分野が自分の価値観に合うか真剣に考えないと、不幸になりやすい

以上、簡単に説明していきました。

少なくとも私自身も過去に従事していましたが、コンサルティングの仕事はとてもエキサイティングな仕事ですし、どのような分野のコンサルタントもやりがいのある仕事です。

とはいえ、コンサルタントといってもその仕事内容や専門分野、提供価値はやや異なります。

そして、戦略コンサルタントが人気だからとはいえ、人間の価値観は人により千差万別です。ですから、戦略コンサルタントの仕事がコンサルティングの中で最も面白いと思う人は、本来はほんの一握りなはずです。

 

ですので、自身の価値観と照らし合わせ、本当はどのコンサルタントが自分にとって最もやっていきたい仕事だと思えるか、是非自分自身の心に正直に聞いてみてください。

 

最後に、コンサルタントの仕事に就くのに推奨したいエージェントや転職サイトをニーズ別に少し紹介します。それぞれ特徴が異なりますので、使い分けるとよいです。

 

戦略ファームや総合ファーム向けに選考対策をしたい場合

その場合は、コンコードエグゼクティブグループmovinをダントツで推奨します。2-3か月は事前対策を事前にしてくれるからです。

なぜ対策してくれるかというと、普通に受けると戦略ファームや総合ファームの採用率は1%程度だからです。これらの企業を目指すなら、必ず使った方がよいです。

またLiigaというサイトでは、コンサルティング会社の選考でよく出てくるケース問題についてオンラインで取り組むことができます。上記と併用して利用するとよいと思います。

コンサルタントを目指す上で志向性の整理をしたい場合

その場合は、クライス&カンパニーを推奨します。

私も一度相談に伺ったことがありますが、キャリアカウンセリングのレベルがとても高いです。なんとなくコンサルタントに憧れがあるが、その志望理由が漠然としている方は、ご相談に行くと思考がクリアになると思います。

広くコンサルタントを目指したい場合

その場合は、アクシスコンサルティングmovinを推奨します。

コンサルタント求人について特化し、戦略ファーム・総合ファーム以外にも、様々なコンサルタントの求人案件をご紹介してくれるはずです。

とりあえずいい話があればという場合

その場合は、BIZREACHLiigaだけにとりあえず登録しておくのがよいと思います。

普通の転職サイトと違い、コンサルタントなどの専門職や管理職・CXO職などハイクラス求人に特化していることと、しかも個人向けのスカウトの流通数がとても多いので、これだけとりあえず登録しておくと

おすすめしないサイトやエージェントは?

  • 一般的な大手転職サイト(リクナビNEXTマイナビ転職、en転職など)はあまり推奨しません。そもそもコンサルタントは人気職である一方採用ハードルが高いので、採用通過率が低いので、普通のファームは転職サイトで公募はしません。
  • また大手エージェント(リクルートエージェントやDODAエージェントなど)も、あまりお勧めしません。最大手なので求人数はいっぱいありますが、専門性が低いために、コンサルタント向けのキャリアカウンセリングや選考対策はすることができません。
  • ですので、転職活動を進める中で弾がどうしても足りなくなってきた時に初めて相談をする、という使い方がよいと思います。

 

ネクストアクション(次回は)

次回はコンサルティングのような仕事として求人に出てくる「コンサルティング営業」とは何かということと、その求人を検討する際のポイントについて説明していきたいと思います。

 

中の人から見た転職エージェントの本当のメリット・デメリット

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 転職活動をする際に、『転職エージェント』の利用を検討する人が多いと思います。

 
その需要に応えるように、世の中には転職エージェントのメリット・デメリットを解説している記事も多くみかけます。
 

しかし、『宣伝くさい記事だな・・・』と思うことが正直多く、中の人してはこのような記事を見るたびにいたたまれない気持ちになります。

宣伝くさい記事の例:
 
 

転職エージェントの『本当のメリット・デメリット』

 

本当のメリット・デメリットを正直に列挙すると、下記だと考えます。

 

メリット

  1. 転職サイトや採用HPにない案件を、実際に多く保有している

  2. 応募企業の選考情報が分かる。また各企業の選考対策もしてくれることもある(ただし、これは紹介エージェント&担当者のその応募企業への入り込み度合い次第)

  3. 履歴書・職務経歴書などがもしイマイチな場合、修正すべき点を教えてくれる

  4. 年収交渉がしやすい(エージェントを介するので)

 

デメリット

  1. 転職サイトでも採用しやすい求人だと、逆に合格ハードルが高くなる

  2. 保有する求人は転職エージェントによりバラバラ(よって、複数のエージェントを使う方がいいというのは本当)

  3. 応募企業の悪い所は教えてくれない

  4. 後追いの連絡がしつこい

  5. キャリアカウンセリングをすると言いながら、実際はしない所がほとんど

  6. ハイクラス求人になると、転職エージェントにも求人は少ない

 

以上のように

  • 転職エージェントは使うメリットはそこそこある、というのが正直な感想ですし
  • dannu自身も、現在の会社は他社の転職エージェントを使って入社しましたが
  • デメリット(というより限界)がいくつかあります。正しく理解して、使用法を気をつけると良いと思います

 

各メリット・デメリットについて、以下説明していきます。

 

メリットの詳細 

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転職サイトや採用HPにない案件を、実際に多く保有している


Q.なぜ『転職エージェント』に『非公開求人』が多いのか? A.採用難易度が高く転職サイトでは採れない求人だからです。 - 転職サイトの中の人のここだけの話でも解説しましたが、転職サイトで中々採れない求人は転職サイトに掲載しても『対応工数の無駄』なので、転職エージェントにしか基本存在しないことが多いです。

 

目安としては、現年収500万以上の人の場合(*)、転職サイトより転職エージェントの方が希望の案件が見つかることが多いと思います(*金額はあくまで目安です)

 

応募企業の選考内容がわかる。また個別選考対策をしてくれることもある

具体的には、

  • 各選考の面接官のプロフィール
  • 選考のポイント
  • 想定質問
  • 各面接のどこが一番山場なのか(例えば最終面接は確認のみ、一次面接が最大の山とか)
  • etc

が分かることがあります。

 

ただしこれは、紹介エージェントと担当者の、当該応募企業との関係が深さや紹介実績の多さによります。

ここの各エージェントや担当者の強み弱みの見極め方は、別の記事で詳しく解説したいと思います。

 

デメリットの詳細 

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転職サイトで採用しやすい求人だと、逆に合格ハードルが高くなる。

Q.なぜ『転職エージェント』に『非公開求人』が多いのか? A.採用難易度が高く転職サイトでは採れない求人だからです。 - 転職サイトの中の人のここだけの話でも解説しましたが、転職サイトでも採用できる可能性が高い求人は、転職エージェント経由で採ってしまうと割高になってしまいます。
 
そのようなことから、基本このような求人は、企業は転職サイトや自社HP経由で採ろう
とするのです。
 
というわけで転職エージェント経由では、割高感が出るので、相応に『良い方』でないと採用されないケースが少なくありません(特に経営者ほど金銭関係に敏感)
 
具体的な目安としては、年収400万以下の求人(*)、または未経験OKの求人の場合、転職サイトで採れることが多いので、エージェント経由では決まりにくいと思います(*金額はあくまで目安です)
 

応募企業の悪い所は教えてくれない


転職エージェントのビジネスモデルは、応募企業に紹介成立することで、応募企業から採用成功報酬が得られるアフィリエイトモデルです。

そのため、応募企業の悪い所を教える行為は利益相反になるので、基本教えてくれません。

応募企業の悪い所を知るには、応募企業の内情を知っている知人に聞くか、キャリコネ Vorkers転職会議などの『転職口コミサイト』を見ると良いと思います。
 
『転職口コミサイト』は辞めた人・辞めそうな人が主として投稿しているサイトなので、その企業の従業員の総意としては捉えない方がよいです。
 
(ちなみに、エンジャパンの運営するカイシャの評判は求人広告主の依頼で一部口コミ投稿を操作しているようなので、dannuとしてはあまり参考にしていません。)
 

後追いの連絡がしつこい

これも転職エージェントの利益相反上、仕方ないことではあります。
 
ユーザーがその転職エージェントを通じて転職しない限り、転職エージェントは1円も儲からない。だから、「その後どうですか?」と後追いの連絡がしつこく来ることがあります。
 

キャリアカウンセリングをすると言いながら、実際はしない所がほとんど

ほとんどの転職エージェントが『一人一人の人生に沿ったキャリアプランを提案します!』という謳い文句をHPやスカウトメールで掲げていると思います。

しかし、悲しいことにほとんどの転職エージェントは、カウンセリングやそれらしいアドバイスを全然しません(嘘つき!)
 
求職者の話を聞いた後に、希望に合う求人か、希望ではないが受かる求人を、ひたすら提案するだけの所が多いと思います。
 

なぜ、転職エージェントはこんな嘘をつくのでしょうか?

 
その理由は、ほとんどの転職エージェントにおいて、収益性を最大化する定石は『カウンセリングに力を入れるより、案件をとにかく提案すること』と信じられているからです。
 
仕事を通じ、他社の色々な転職エージェントに現場の実態を聞いてみましたが、ほとんどの企業がこれが定石でした^^;
実際に、この定石から外れた行動をすると、収益性がむしろ落ちるのが普通です・・・。
 
だ一部企業は、逆張りでカウンセリングに力を入れることで他社と差別化しているところもあります。収益性はやや落ちるのに立派だと思います。
 
例を挙げると以下のような企業です

もしキャリアカウンセリングを転職エージェントにどうしても期待したいなら、上記のような会社に相談すると良いと個人的には思います

 

ハイクラス求人になると、転職エージェントにも求人は少ない

Q.なぜ『転職エージェント』に『非公開求人』が多いのか? A.採用難易度が高く転職サイトでは採れない求人だからです。 - 転職サイトの中の人のここだけの話でも解説しましたが、エグゼクティブやハイクラスの求人になればなるほど、転職エージェントでも採用が困難になるので、転職エージェントにも求人が供給されなくなってきます。
 
目安としては、現年収1000万円以上の場合、人材紹介では条件を満たす案件の取り扱いが少なくなり、ヘッドハンターの方が効率が良くなります。
 
もしくはBIZREACHCAREER CARVERなどの、ハイクラス人材を対象にした求人企業からの直接スカウトするサイト(これを"ダイレクトスカウトサイト"と言います)で、スカウトを待つのが得策です。

 

 

まとめ

転職エージェントにしかない求人は多いし、素人よりは転職に詳しいので、使うメリットは色々あると正直思います。

けれど、上記のようなデメリット(限界)も色々あるので是非留意ください。

 

是非一人でも多くの人がこの記事を読み、転職エージェントを有効に活用してくれれば嬉しいです。

3月1日から就活始めている人は正直遅い。大学3年の4月開始がベスト。

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dannuです。3月1日に今年も経団連による就活解禁になりましたね。

3月1日から就活を開始している人も多いと思います。


結論を言うと、ベストを尽くすならば

3月1日開始はかなり遅いです。

なぜ転職サイトによって載っている求人が違うのか?

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その理由は2つあります

  1. 多くの転職サイトが前課金であるため、事業者側も使うサイトを選ぶ必要があるから
  2. 転職サイト毎にユーザー特性が多少違うので、事業者側も使うサイトを選んでいるから

Q.『再面接』を行うのはなぜ? A.合格を悩んだか、志望度を上げたいか、どちらかです。

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もしこの面接が終わったら次は社長面接だけと聞いていたはずなのに、なぜか社長面接にならず別の方ともう一度面接することになった(再面接になった)、という経験をした方もいると思います。

Q.『新卒インターンシップ』は選考と無関係? A.実はほぼ選考です。

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 dannuです。今日は「なぜ企業は新卒向けにインターンシップを実施するのか」について話したいと思います。

よく企業は「新卒向けのインターンシップは、選考ではありません」と就活サイトなどで標榜していると思います。

が、真実は違います。

 

実際は『選考目的』です。


正確には、インターンシップの内容だけで合否が決まらない(≒本選考の面接は最低1回はある)ケースが多いですが、インターンシップの内容は選考の材料にほぼ必ず入ります。

 

インターンシップで優秀な活躍をした方は、かなり内定に近づきます。

インターンシップでとても悪い動きをした方は、その後本選考までに相当成長しないと本選考は受からないと思います。 

 

[:contents] 

 

なぜ企業は新卒インターンシップをやるのか?

「自社に優秀な学生を採用するため」にやっています。

学生の社会体験の為の善意からやっているものでは、絶対に無いです。

あくまでも「自社に優秀な学生を採用するため」です。


具体的に言うと、下記の4つのメリットがあるので実施しています。

 

  1. 優秀な学生層はいち早く就職活動を開始する傾向がある(遅く始める学生ほど優秀率が下がる)。そのため、早期にインターンシップの機会を設けると、優秀層ばかりに効率的にリーチできる
  2. 仕事に近い状態でのパフォーマンスが見ることができる。面接よりもその学生が優秀か否かを遥かに見極めやすい
  3. インターンシップで苦労した体験を通じ、自社への入社魅力を訴求しやすい(例:苦しんだ共通体験をするとその会社に魅力を感じる)
  4. 「勉強」を目的にすることで、通常の選考では接点が作ることが困難な優秀層との接点を作りやすくなる(例:飲食チェーンが、新規事業立案インターンロジカルシンキング講座を実施する)

 

dannuの勤める会社やdannuの顧客の多くも、上記メリットがあるので新卒インターンシップを実施しています。

 

面接では見極めにくい、新卒インターンシップで見るポイント

新卒インターンシップの種類にもよりますが、代表的な「チームでの課題解決インターン」「チームでの企画立案型インターン」などの場合、特に下記の3点をハッキリ見ることができます。

 

1)目標達成意欲、行動力

殆どのインターンシップにおいて、架橋に入るとインターン生は苦境に追い込まれます(というか、追い込まれるように設計しているのですが)

その時ほど、インターン生毎に「なんとしてもやりきるんだ」「どうにかするんだ」という意志の強さ、試行錯誤のアウトプット量に大きな差が出ます。

面接では、「どんな困難でも私は負けません」と同じく言っていたはずなのに、実際に『困難』を目の前にすると、本物と偽物の差が明らかになってきます


2)論理的思考力、課題解決力、PDCAを回す力

これも上記と同様です。面接での会話やエピソードでアピールしていた『論理的思考力』『PDCAを回す力』が本当にあるのかが試されます。
求めるだけの能力をまだ持っていない学生や背伸びをしてアピールしていた学生は、インターンシップ中に実際に『困難』を前にして、思考停止になったり、解決に向けた思考プロセスや行動が中々とれないことになります。


3)協働力、社会適応力

実際に社会の現場に近しい場面で課題に取り組んだ時に、顧客の信頼を得れる人物なのか、チームワークをとりながら仕事ができる人物なのか、という点を炙り出すことができます。
例えば面接応対がうまく個人能力も高い学生でも、この能力が低いと、インターンシップでチームで一つの課題に取り組む時に、『周りのメンバーの能力を生かせない』『周りのメンバーの信頼を勝ちえない』ということになります(そして1人のスタンドプレイで仕事をやってしまいがちだったり・・・)
また、面接用に用意したメッキの意見ではない、学生の『本音』『本当の価値観』も、『困難』を前にすると如実に見ることができます。

 

以上のように、新卒インターンシップでは「面接巧者」を淘汰することができます

また同時に面接では分からなかった「真の実力者」を見つけやすくなります

(もちろん、インターンは全然万能ではありませんが…)

 dannuも2018年卒インターンシップで、多くの学生の上記ポイントを見極めています。

  

新卒インターンシップで高評価・悪評価だとどうなるのか?

新卒採用活動に先進的な企業であれば、インターンシップ終了後、学生毎に必ず評価をつけているはずです。

そして各評価毎に下記のようにアプローチすると思います。

※下記はあくまで一例です。

 

  • S評価: 絶対採りたいので囲い込む。本選考ステップを大幅に省略したり(例:いきなり最終面接)、限定イベントや社員との食事会などに積極的に呼び、重点的に入社へ誘導する
  • A評価: 合格可能性が高い。本選考ステップをやや省略し、選考というより動機づけを目的に選考を組む。またリクルーターをつけ囲い込む
  • B評価: 可もなく不可もなく。但し、インターンの学生は早めに動いていることもあり就活中に大きく成長する者も多い。その為、本選考を先行して案内する学生の母集団にする。但し選考ステップの優遇はしない
  • C評価: かなりNG。建前上本選考の受験NGにすることはないが、その情報は引き継がれ、相当本選考のパフォーマンスがよくないと合格は困難

 

A評価やS評価がつくと、その会社の内定を大きく近づけることができます。

一方で、一度C評価がつくと、可能性は0でないことが多いですが。本選考での挽回はその後相当成長しないと困難です。

  

というわけで、

新卒インターンシップは選考である

と肝に銘じ、学生の皆様は是非油断なくインターンシップに臨んでください。

Q.『オファー面談』『条件面談』は選考? A.内定は確定。条件確認と口説きが目的です。

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dannuです。2016年もあと少しですね。

今日はオファー面談(条件面談)について徒然と解説したいと思います。

 

Q.『副業している』と面接に落ちますか? A.新卒だと高評価。マイナス評価になるのは言い方では。

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dannuです。繁忙期が過ぎ、久しぶりの投稿になってしまいました^^;

 

以前こんなエントリーが話題になりました。

Q.『最終面接』で見られるのはどこ? A.社長なら志向・行動特性。応募職種の責任者ならスキル・志向半々。

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企業の採用に携わっていると最終面接の傾向が大体見えてきます。今回はその傾向を共有します。

ちなみに今回は《転職時》の面接に限った話です。新卒の最終面接の参考にはならないので気をつけて下さい。

 

  

 

最終面接は意思確認だけ?

条件面談ではない限り、最終面接は選考です。気をつけましょう。

 

最終面接は何を見られる?

出てくる人によって、主に見るポイント(というより見れるポイント)が変わると思います。

  • 社長なのか(またはその職種の専門性がない経営陣)
  • 応募職種の責任者なのか(例:エンジニアの募集ならCTO)

の2択によって大きく分かれるな、と思ってます。

 

社長は何を見る?

ずばり、

志向や行動特性が会社の風土や人物像と一致するかどうか

が多いと思います。

 

前提として、通常社長にはその応募職種についての専門性はありません。

つまり、社長ではスキルチェックは不可能なケースが多いということです。

おそらく最終面接に社長が出てくる会社では、その前にスキルチェックのために、その応募職種の責任者と会っているはずです。(例:エンジニアならCTO、営業なら営業責任者)

 

じゃあスキルチェックではOKなのに、なぜ社長が面接するかというと、

  • その方がマインド面でその会社と相乗効果が働くか
  • むしろマイナスにならないか

などを見ていることが多いです。

 

志向性や行動特性の重要性については、スポーツ組織や部活で考えると分かりやすいです。

  • 例えば礼儀が大切な組織なのに、礼儀を全然わきまわない人。
  • 例えば全国優勝を目指している組織なのに、腰掛けの気持ちで入っちゃった人。

こういう人はたとえスキル面ではOKでその場の戦力になったとしても、組織の士気や意識統一、また今後ののびしろを考えるとマイナスの影響を及ぼす可能性が高くなります。

 

特に社長さんの場合、長期視点や全社視点に立ち、ここを重視する方が多いですね。

ですので、『俺がウチに合わないと思ったから不合格』、のような理不尽な理由(※)での落選ケースが出ることもあります(苦笑)

何故落ちたのか分からない・・・と思うこともあるかもしれませんが、志向の不一致が入社前に分ってよかったのだと思い直しましょう。

 

※ちなみにこういう理由で落ちた時は、人事や現場も理不尽と思っていることが多いです・・・(苦笑)社長さんって別次元の生き物なのかもしれませんね

 

応募職種の責任者の方は何を見る?

スキルと志向の両方を半々に、だと思います。

社長さんよりは、確実にスキルの重視度が高い(志向性の重視度は低い)と思いますね。

 

通常は最終面接に臨む前に、応募職種の現場メンバー・リーダークラスと既に面接していると思います。そこで現場で一緒に働いたらどんな感じかという『現場目線でのスキルチェック』は済んでいると思います。

 

ですので最終面接では、スキルに関しては上司目線・熟練メンバー目線でその方のスキルを見極める形ですね。

 

また志向性や行動特性も、経営メンバーに近しい一人なので彼も重視してきます。

ですが、社長ほどこだわりは強くはないかなと思います。

それほど社長は志向や行動特性を重視する人種、ということですね・・・。

 

ですので、応募職種の責任者が最終面接だったら、スキルのアピールをキチンとしつつ、志向性・行動特性については極端に下手なことを言わなければ、通る可能性が高いかなと思います。

 

【保存版】Web業界は本当に年収が低い?Web業界年収ランキング 上場企業全142社まとめ(2016年度)

前回IT業界の年収をまとめた下記の記事を書いた時に、

web業界の年収って本当に低いのか気になってました。

よく身近な所でも話に出るんですよね。「Web企業はSIerとかに比べて年収低い!」って

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